ヒストリー｜Orbray株式会社

1930

電気を、家庭に

硬質、耐摩耗に優れた電力積算計の軸受宝石の誕生により、計器の精度向上電気料金の安定化へ

1939年: 東京都北区神谷町に並木製作所を設立
人工サファイアを使った電気メーター用軸受宝石を製造開始

1940

置き時計から、腕時計に

腕時計用軸受宝石の誕生により、1日5分の誤差が当たり前の時代から、正確に時を刻むように

1940年: 現在本社のある東京都足立区新田に移転
戦時中は陸海軍監督工場に指定され、航空計器用軸受宝石、海軍電波兵器等の先端部品を開発、製造に従事
1946年: 戦後、電気メーター用軸受宝石の製造を再開
1949年: 時計用ルビー軸受宝石、サファイアレコード針を製造開始

1950

音楽を、家庭に

Namikiのレコード針誕生が低価格・長寿命化を実現
世界中で爆発的なヒット商品に
自宅で気軽にレコード鑑賞が可能になりました

1953年: 並木精密宝石株式会社に組織を変更
1957年: 時計用軸受宝石部門を分離独立させ、アダマンド商事株式会社を設立

＜社名の由来＞アダマンドの創業当時の主力製品が時計石で、硬いものを加工することを得意としたため、”非常に硬い”「堅固無比のもの」を意味するAdamantを社名としました。
このAdamantは、ダイヤモンドの語源にもなっているギリシア語のAdamasが派生したものです。

時計用軸受宝石を販売開始
1959年: アダマンド工業株式会社に商号変更

1960

腕時計を、ファッションに

落としても割れないクリスタル時計窓を開発
腕時計が貴重品から普段使いへ

1962年: ダイヤモンドチップと金属の溶着に成功し、サファイア針より長寿命のダイヤモンド針を開発、製造開始
1966年: プラスチックに代わり、傷のつきにくい時計用クリスタルガラスを開発、製造開始
1967年: 秋田湯沢工場の操業開始
1968年: テープレコーダー用磁気ヘッドを製造開始
1969年: 超硬質合金時計ケースを製造開始
医療用ルビーペレットを製造開始

1970

持ち運べる、音楽を

世界最小直径10mmのコアレスモーターの開発により、携帯音楽プレイヤー誕生へ

1970年: 時計用サファイア窓を開発、製造開始
1971年: JVCと4チャンネル用レコード針を共同開発、製造開始
電気通信用機器、電子応用機器部品を製造販売開始
1973年: 世界最小のコアレスモーターの開発に成功
1974年: アメリカニューヨークに営業所を開設
1975年: 時計用BOXガラスを製造開始
1976年: TNタイプLCDを製造開始
レコードカッティング録音針を製造開始
1977年: 時計用強化ガラスを開発、製造開始
1978年: ビデオカメラ用光学フィルターを製造開始
1979年: ルビーキャピラリを製造販売開始

1980

振動で、マナーモードを

世界初振動モーターによりマナーモード機能誕生へ

紙から、サイバースペースへ

ミクロン単位の正確な光通信部品フェルール・スリーブにより、信頼性のある高速インターネット社会の出現へ

1980年: フロッピーヘッド製造開始
光通信用フェルールを製造販売開始
1981年: 光通信用スリーブを製造販売開始
1982年: 青森県黒石工場の製造開始
4チャンネル用マイクロリッジ針を製造開始
光通信用部品、ファイバー組立てを製造開始
1983年: 高性能温湿度センサ、医療用ルビーメスを製造販売開始
1984年: 医療用輸液ポンプOEM製造開始
1985年: ポケベル用振動モーターを製造開始
半導体エアーテンションを製造開始
1987年: ハイブリッドICを製造開始
ガーネット単結晶素材を開発
1989年: 秋田県湯沢市に株式会社アキタ・アダマンド設立

1990

エジソン電球から、LEDへ

単結晶サファイアという素材からOrbray固有の研磨技術により、環境に優しいLED照明の誕生

1991年: 人造単結晶サファイア製造技術を確立
1992年: 光アイソレーターを製造開始
タッチパネルを製造販売開始
1993年: タイチェンマイにて Namiki Thailandの操業開始
秋田県横手市に株式会社アキタ・アダマンド移転
1995年: セラミック腕時計用部品を製造開始
1996年: 光通信用のレンズドファイバを製造開始
1997年: Namiki Singaporeを設立（営業部門）
1998年: アメリカのニュージャージーに ADAMANT AMERICA INCORPORATION 設立（営業部門）
1999年: アメリカのシリコンバレーにNamiki Californiaを設立（営業・開発部門）
振動スピーカを製造開始

2000

大手術を、正確で短時間な手術に

世界最小直径0.9mmモーターの誕生により、カテーテル・内視鏡検査等がより正確で身近に

2000年: サファイア基板を開発、製造開始
2003年: MEMS製品を製造販売開始
2004年: 世界最小直径1.5mm金属ガラス製ギヤードモーターの開発に成功
(2006年に内閣総理大臣賞を受賞)
2005年: 高さ0.22ナノメートルのSTEPサファイア基板製造技術を確立
2007年: 世界最長のダイヤモンドニードルを開発
フェムト秒レーザーによる、超微細加工技術の確立
2008年: ガリウムナイトライド研磨技術の確立
2009年: 世界最小0.9mm金属ガラス製ギヤードモーターの開発に成功

2010

2012年: 歯科用ジルコニアディスクを製造開始
2014年: 世界初の新加工技術プラズマ融合CMPに成功（九州大学、大阪大学との共同開発）
科研費(S) No. No.24226005
φ0.6mm小型モーターの開発に成功
2015年: マイクロニードル法によるヘテロエピタキシャルダイヤモンド成長開発に成功
2018年: 並木精密宝石とアダマンド統合により、アダマンド並木精密宝石株式会社に商号変更
2019年: 光干渉式内周面精密測定機を製造開始
（2020年　りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞社主催　第32回中小企業優秀新技術・新製品賞において中小企業庁長官賞を受賞）

2020

2021年: ステップフロー成長法による2インチヘテロエピタキシャルダイヤモンド成長開発に成功（実用レベルで世界最大級）
2023年: アダマンド並木精密宝石とアキタ・アダマンド統合により、Orbray株式会社に商号変更

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