正確な血液検査を支える内径の精密研磨
ペレット

血球の計数器で血球の数を計測する際は、ペレットの小さな穴を血球が通りカウントされています。必然的にその穴の径は、決められたサイズとなり、内径の研磨状態と大きさには高い精度が求められます。
内径は内製の加工機を使用し下穴を含め仕上げまで細心の注意を払い熟練者が手作業で行っています。正確に血球をカウントするために、皿下部からペレットの厚み下部までのストレート長を厳密に管理することが必須となります。
種類は、皿無タイプと皿付タイプの2種類です。皿付は、皿の中に釉薬と測定物を残し、カウントするときに、より内径の中央部を通過させる事ができ、正確な測定が可能となります。皿形状は時計軸受宝石とほぼ同形状であり内製機械により、鏡面仕上げとなります。
皿無
- 最小穴径:50μm
- 穴径公差:レンジ2μm
- 穴径真円度:レンジ2μm
- 平行度:10μm以下
- 厚み公差:レンジ5μm
皿付
- 穴径公差:レンジ4μm
- 穴径真円度:レンジ5μm
- 内径ストレート:レンジ10μm
ご要望に応じ、カスタムメイドが可能です。