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細胞膜観察ユニットCell Membrane Observation Device

研究者のニーズから生まれた研究開発ユニット

細胞膜観察ユニット

製品概要

レーザーは、連続的にレーザーが出る連続発振レーザーと、連続ではなくパルス状に出るパルス発振レーザーに大別されます。フェムト秒レーザーは、パルス発振レーザーに分類され、パルス幅がおよそ100fs(フェムト秒)のレーザーに位置づけられます。パルス幅が極端に短いため、極短パルスレーザー、超短パルスレーザーとも呼ばれます。材料加工に応用すれば、熱影響の無いナノメーターオーダーの超微細加工ができます。

下の動画は細胞膜観察ユニットを使って、蛍光顕微鏡で実際にHeLa細胞から生成した細胞膜を観察した様子になります。

<参考文献>

第53回日本生物物理学会年会2015.9.15 “Development of new device for manipulation of giant plasma membrane vesicles”, K. Sato, T. Nakaya, R. Sakane, C. Sakamoto, and T. Okuno

<山形大学理学部 物質生命化学学科 奥野貴士准教授 ご提供>

動作原理

まず試料となる細胞を薬液処理して細胞膜を生成し、細胞膜の懸濁液を準備します(手順の詳細は上記参考文献をご覧ください)。

微細穴基板をホルダーに取り付けます。ホルダーはチューブを介して真空ポンプに接続されています。基板の高さ(ディッシュとの距離)はZ軸ステージにより調節します。

ピペットで細胞膜の懸濁液をディッシュに注ぎます。

希望の圧力をパソコンで選択し、真空ポンプで吸引することで、細胞膜を微細穴に固定します。

用途例

細胞を模したスチレンビーズΦ6µm を配列した例です。

<山形大学理学部 物質生命化学学科 奥野貴士准教授 ご提供>

その他バイオ研究においても様々な使い方があります。テトラヒメナの固定化観察を行った例です。

<筑波大学大学院 生命環境科学研究科 生物科学専攻 中野賢太郎准教授 ご提供>

細胞膜観察ユニットのデモ機をお貸出しできますので、弊社までお気軽にお問い合わせください。微細穴形状のカスタマイズも承ります。

仕様

                                                     

仕様

微細穴
基板

穴径

0.5μm~20μm

長さ

≧ 0.2mm

アスペクト比

100

穴形状

ストレート, テーパー, 半球
フェムト秒レーザー加工をご参照ください)

材質

石英ガラス

標準品

  • 穴径: Φ2μm
  • 長さ: 0.2mmL
  • 穴数: 6行x8列=48穴
  • 穴ピッチ:40µm
  • 外形寸法: 10mmx10mmx0.2mmt

カスタム品

穴径・レイアウト等
カスタマイズ可能ですので、
ご相談ください

顕微鏡用
基板
ホルダー

透過窓

位相差観察用

ガラスベース
ディッシュ

直径35mmディッシュに対応

Z軸ステージ

微細穴基板の上下位置微調整用

対応顕微鏡

オリンパス、ニコン
(他社製品はご相談ください)

外形寸法

170mm x 130mm x 58mmH

重量

0.3kg

吸引
ポンプ部

吸引圧

-1kPa~-40kPa

圧力調整
分解能

1kPa

最大流量

2L/min

制御
ソフトウェア

圧力調整スライド、圧力選択ボタン、
圧力インクリメント・ディクリメント

制御用PC

ノートパソコン
(お手持ちのPCがあれば不要です。
USBポートx1個を使用します)

外形寸法

247mm x 160mm x 95mm

重量

1.8kg

電源

AC100V~250V

アプリ
ケーション

細胞膜観察、細胞マニピュレーション

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