Orbray株式会社(旧アダマンド並木精密宝石)ブログ。技術のトレンド、製品のワンポイント、SDGsなどについて紹介していきます。

オーディオアクセサリーって何?概要や製品について詳しく解説

   最終更新日:    公開日: 2021/06

音楽鑑賞は、SpotifyやApple Musicなどのストリーミングが主流の時代。多くの人が使用する媒体はスマートフォンでしょう。
しかし、デジタル化が進む現代でも、アナログレコードで音楽を聴く"真の音楽通"の方がいると思います。
音楽は音と波のハーモニーです。
デジタルは波を切ってしまい、本来のハーモニーとは程遠い音になります。
しかし、アナログは本来の波のままでハーモニーを伝えることができます。
何故音にこだわるマニアは、様々な種類のオーディオ周辺機器を買い続けるのでしょうか。
スピーカーやヘッドフォンなどの主要機器だけでなく、小物も揃え、より快適なサウンドを実現したい。
そんな方のために、本日はオーディオアクセサリーについて詳しく解説致します。

オーディオアクセサリーとは

オーディオアクセサリーとは、高品質な再生音を実現するために使用されるオーディオ関連の小物のことです。
音は振動であり、スピーカーから出る音が振動として機器の再生音に悪影響を与えると考えられています。
音質の観点から、振動は良くないものであり、振動をいかに抑えるかということが、高品質な再生音を実現するためには重要です。
具体的な対策として、(振動の発生源の)スピーカーや(振動の影響を受ける)プレーヤーなどの機器の下に小物を挟んだりすることが有効です。
この"スピーカーの下に挟む小物"というのが、代表的なオーディオアクセサリーです。
小物を挟んだり、置いたりするだけですので、非常に手軽な音質対策の一つではないでしょうか。
特にアナログレコードプレーヤーの場合、構造上外部からの振動も針が拾ってしまいます。
外部からの全ての振動が、音質に影響を及ぼすのです。

アナログのミュージックの再生は、レコード・ノイズ(雑音)との闘いです。
アナログレコードの盤の両面には、音の情報が記録されています。
カートリッジの針が溝に接触して振動を拾い、カートリッジ内の電気作用により、電気信号に変換されます。
その振動がトーンアームを伝わり、フォノイコライザーアンプで増幅され、アンプ、そしてスピーカーへ送られ、音が再生されるのです。
しかし、どのプロセスにおいても、ノイズが発生します。
機械的なものから、電気的、磁気的なものまで、ありとあらゆるノイズが存在します。
音を増幅(アンプ)すると、ノイズが発生し、音が良くない原因の一つになるため、ノイズを出さない工夫が必要です。
具体的には、下記のような工夫が考えられます。

レコード・ノイズ(雑音)を出さない工夫

  • レコード盤の振動を抑える
  • レコードカートリッジの振動をさせない
  • レコードプレーヤーを振動させない
  • ケーブルで電気ノイズを抑える

信号の量をノイズ(雑音)の量で割った比をSN比(SignalとNoiseの比率)と言います。SN比が高ければデータ伝送に対するノイズの影響は小さく、低ければ、ノイズの影響が大きく、音が悪くなります。

SN比は極力高いことが望ましく、ノイズを抑えるために、オーディオアクセサリーが必要だと考えられています。

スピーカーやアンプを載せてノイズを抑えるインシュレーター
スピーカーやアンプを載せてノイズを抑えるインシュレーター

デジタル音源とアナログ音源の違い

デジタル音源には、カットされた周波数帯があります。
人の耳には聞こえない周波数帯としてカットされており、この聞こえないはずの周波数帯が音の深みとして、人に深い感動を与えるのではないかと今日では考えられています。
そこで、デジタルの世界でも「ハイレゾ音源」原音のデジタル化をより細かくすることで、クオリティーの高い再生を目指す方向が生まれました。

しかし、そもそもアナログ音源のレコードには、原音が忠実に記録されているのです。
このことが見直されははじめ、アナログ音源であるレコード盤からの原音の再現に、さまざまなテクニックを使って、その音を引き出そうとするマニアの人たちが近年多くなってきています。

そういったマニアの人たちが注目しているのが、オーディオアクセサリーです。

どのようなオーディオアクセサリー製品があるか

オーディオアクセサリーの製品としては、主に下記のようなものがあります。

オーディオインシュレーター

オーディオインシュレーターとは、音響機器底面と接地面との間に挟むものです。
"スピーカーの下に挟む小物"が、まさにオーディオインシュレーターです。

参照:

カートリッジスペーサー

カートリッジスペーサーとは、ヘッドシェルに取り付けた際の総重量と針先の高さを調整するものです。

参照:

レコードスタビライザー

レコードスタビライザーとは、レコードを押さえ、スリップを防ぎ安定した状態を保つためのものです。

参照:

スピーカースタンド

スピーカースタンドとは、スピーカーを置く台のことですが、それだけではなく音の本質を楽しめるようにも設計をされています。
スピーカーを専用スタンドに置くのと置かないのでは、音質が大きく変わります。
スタンドに置くことで、スピーカーを持ち上げると同時に、周囲からの影響を少なくする効果があります。

オーディオラック

オーディオラックとは、オーディオ関連機器を置くラック(棚)のことです。振動が音にも影響するため、その点に配慮した構造となっており、棚の脚にも工夫が凝らされいます。また配線しやすいように設計されています。

このように、オーディオアクセサリーには様々な製品があります。

ORSONICのオーディオアクセサリー

国内外の様々なオーディオメーカーがオーディオアクセサリーを生産していますが、当社でもORSONICのブランドでオーディオアクセサリーを提供しています。

ORSONICは、Orbray株式会社が手がけるアクセサリーブランドです。 私たちOrbrayは、従来のアプローチにたいして、全く新しい方法で、オーディオアクセサリーを設計いたしました。

素材の厳選

ダイヤの次に硬い「サファイア」を材料に選びました。
高級なレコードプレーヤーや、精密測定器の筐体にしばしば使用される石英よりも比重が高く固く重いサファイアを材料にいたしました。
単結晶サファイアの結晶構造が、コランダム型構造(近似的には、六方晶)と呼ばれる結晶構造を持つ結晶体で、機械的特性、熱特性、光学特性、化学的安定性に優れた素材を初めてオーディオアクセサリーに採用いたしました。

高精度な加工技術

固くて強いサファイアを正確に加工する技術があります。
オーディオアクセサリーの接触面を高度に磨き上げる技術があるからこそ、アンプやスピーカーの接触面に張り付くように設置できます。
オーディオの専門家に試聴いただきながら、形状と材質を決めていく、宝石のオーディオアクセサリーは、今までにない感動を皆様にお届けできると思います。

ぜひご自身の耳で試してみてください。

まとめ

本日は、オーディオアクセサリーについて解説致しました。
ノイズを徹底的に排除することで、高品質なサウンドを実現する。
そんな願望を持ったオーディオマニアの皆さんに、ORSONICの製品を使って頂きたいと思います。 ご自身に合った製品を見つけ、快適な音楽ライフを楽しんでください。


Orbrayの サファイア製オーディオアクセサリー ORSONIC

スタビライザーカートリッジスペーサーインシュレーターの販売を行っています。

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