全日本製造業コマ大戦 初参戦
全日本製造業コマ大戦 特別 あきた場所に初参戦しました。
大戦は、2023年10月21日に 秋田県立大学の本荘キャンパスで開催され、全22チームが参加しました。 YOUTUBEでもLIVE配信されました。
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全日本製造業コマ大戦 特別とは?
学生と企業の混合チームが参戦条件。それぞれがコマを自作し、土俵(φ250mm)の上で、1対1で戦う喧嘩ゴマです。トーナメント形式で戦います。
Orbrayは、湯沢工場工場近くにある湯沢翔北高等学校専攻科の学生さんとチームを組みました。
コマ大戦のルールについて
・コマのサイズ:直径20mm以下 高さ60mm以下
・材質は制限なし
・表面処理は表面処理での厚さも含めて20mm以下まで
ならOK
湯沢翔北高等学校専攻科 + Orbray のチーム紹介
<1年生:チーム名> X
持久力と防御力を兼ね備えたコマです!!
コマの概要:
回しやすさや安定性等を向上させるためにコマの材料やコマの先端、角度を調整し仕上げました。
◆コマの詳細/取り組み内容
1.課題解決
寸法を細かく分けて設計し、低重心かつ防御型のコマを製作した。試行錯誤を繰り返して、様々な形のコマを作り、互いに戦わせてコマの能力を検証しました。
【キーテクノロジー】
重量と安定性
2.コマの詳細
防御型
【キーテクノロジー】
コマの先端を摩擦抵抗が少ない材料にすることで安定性を格段に向上させました。
3.役割
【学生】
アイデアを出して、コマの方向性を決めていきました。
【企業】
学校でできないような加工をOrbrayで加工しました。
【チームの強み】
圧倒的な団結力!
エピソード:
色々なコマを製作し、試してきてどんなコマにも弾かれたり倒されないコマをつくりあげました!
Everything! We’ll destroy it!
コマの概要:
低重心かつ攻撃型、“HEAVY WEIGHT” なコマで相手を倒す!
チームの特徴
ロマンを追い求め、好奇心の赴くままに突き進んでいくメンバー!
◆コマの詳細/取り組み内容
1.課題解決
寸法を細かく分けて設計し、低重心かつ攻撃的なコマを作成した。試行錯誤を繰り返して、様々な形のコマを作り、互いに戦わせてコマの能力の検証をしました。
【キーテクノロジー】
持ち手の加工
2.企業
Orbreyの高度な宝石加工技術である圧着・接着・圧入を活かして、コマの先端にサファイアの球体を埋め込み長い時間回るようにしました。
【キーテクノロジー】
重量とバランス
3.戦略
初動から相手のコマに攻撃的な動きを見せ、まるでチーム名のイグニッション(点火装置)のように、ピンチの状況で特別な力を発揮するコマ。あとは回し手に任せました。
【キーテクノロジー】
回し手のPower
エピソード:
破壊力を追い求めて様々な形状のコマを製作し、攻撃性能を実験していく過程がとても充実していました。
今回のコマ作製は、コマのアイディアを学生さん中心にまとめ、Orbray側で製図、加工は出来る範囲で学生さんに頑張って作ってもらい、出来ない部分をOrbray側で加工し仕上げました。その為、まさに共同で作製したコマとなっています。
対戦結果
大戦当日は、緊張感がある中熱戦が繰り広げられましたが、その結果は、
チームX ………… 予選1勝するが敗退
イグニッション … 予選2勝するが決勝トーナメント1回戦敗退 でした。
参加者のコメント
コマの製作では学生さんから様々なアイデアを出してもらいましたが、形にできない物もあり期待に応えられないのが少し残念でした。但し、出来上がったコマは四分程度回るコマを作ることができ、他のコマにも勝つことが出来たので自信に繋がったと思います。
大会当日では、社長をはじめ多くの方が会場まで応援に来ていただき学生の皆さんも気合を入れて大会に挑めたと思います。結果としては優勝をするとはできませんでしたが、今回大会に出場したことで会場の独特な雰囲気や対戦相手がどういったコマを使ってくるかも理解したので来年も出場するのならばより良い結果が出せると思います。
大戦には攻撃型に特化したコマや長期戦に強いコマなど様々で、秋田には素晴らしい技術を持った学生と企業がたくさんいることを知り、他にも大戦を通して自分の視野が広がりました。社会人になってからはこのような大会に出たりチームで対戦したりという機会が少なくなりましたが、今回のように学生さんの大戦にかける思いや熱量を感じ、私自身かなり奮い立たされましたし、久しぶりに青春感を味わうことができました。
初期の段階からかなり個性的な案が並び、中には12角のコマや本体そのものが持ち手になるコマなど、なかなか他では見ないようなものばかり挙がっていました。最終的には先端にサファイアの玉を入れるという斬新なデザインに決まりましたが、「Orbrayとしての色を出す」という意味ではかなり話題性に富んだコマに仕上がりました。
コマ大戦当日に対戦チームのコマを見てみると、自チームのコマと相性の悪いコマも多くエントリーしていて、勝ち進めるか分からない緊張感の中での本戦でした。しかし、そのような不安をよそに予選を二勝して決勝トーナメントに進出することができました。これはひとえに学生さんの手腕と練習の成果です。その後は残念ながら一戦目で敗退してしまい、特に投げ手の学生さんの表情からは悔しさが見て取れました。今大戦で課題点も明確になり、次回は優勝を目指したいと思います。
このコマ大戦を通してコマの製作段階では軸がぶれないようにする、動き回るようにするなど難しい点があり、理想とする動き回るコマは作れなかったのですが、初参加にしては1勝することができたのでよかったです。練習試合や大戦当日の中で他チームのコマで動き回るものや攻撃力特化、持久力特化など様々なコマが見られました。
学生さんの表情を見るに、負けた時はとても悔しい気持ちだったと思います。毎日30回コマを回すというノルマを作り、指に豆を作りながら日々練習していたとのことでしたので、負けて悔しいという気持ちの大きさが伝わってきました。
事務局側にコマを寄贈というルールは残念ですが、試行錯誤中作った多くのコマが残ってます。来年も継続し、これらのコマから一歩前に進んだコマが作れると良いなと思っています。