黒石高校での講演会─夢を叶えるための勇気と努力
代表取締役社長 並木 里也子
先日、私は黒石高校で素晴らしい経験をしました。同校デザイン科68名の生徒の皆さんの前で講演会を行いました。私は元プロのスノーボーダーであり、引退後は自らの経験を基に、子どもへの教育やESG、SDGs推進活動などのボランティア活動に携わってきました。
学校からの依頼は、「企業にまなぶデザイン」というテーマでした。この講演の目的は、外部機関との連携による商品開発や公共施設のデザインシステムの提案を通じて、デザインの実社会での有用性を学び、デザイン活動とキャリア教育の結びつきに焦点を当てることでした。また、世界的な企業との連携を通じて、企業が求めるビジネスやデザインの考え方、あり方について学ぶ機会を提供することも目指していました。
このテーマは私にとって初めてのもので、どのように紹介すればよいか悩みました。結果として、当社の技術の変遷や具体的な製品の活用例、さらには私自身の体験談を交えて話を進めました。
私はスノーボード全日本選手権で優勝し、ワールドカップの大会にも出場するなど、多くの成功を収めました。しかし、実は子供の頃は運動音痴であり、山登り遠足の前日には拒否反応から蕁麻疹が出ることもありました。そんな私が周りの方々に支えられながら、1万時間の努力の結果、世界の舞台に立つプロのスノーボーダーになることができたのです。この体験談を通じて、これからの人生を謳歌する高校生の皆さんに少しでも勇気を与えることができればと思いました。
後日、高校生の方々からは感想文が送られてきました。その中の一部をご紹介します。
「Orbrayの存在に全く気付いていなかったけれど、実際に多くの場所で活用されているんですね。」「いいものを作るだけでなく、社員・顧客が幸せであってこそいいものができるという事を言いたいのかなと解釈しました。」「運動音痴だったなんて驚きました。」「日々の生活を振り返り、自己管理が重要だと感じました。」
「努力をすれば何でもできるんだなという自信を教えてもらいました。」「社員を家族のように思うことの素晴らしさを学びました。」「自分の人生に責任を持つのは自分自身であること、行動することが何よりも大事であることなど、将来のために今できることを教えてもらいました。」「一歩でも前に進むこと、行動することが大事だということもわかりました。自分も夢に向かって頑張ろうと思いました。」「青森はこれから未来に向かって新時代を目指し、自分自身を含めみんなで頑張って欲しいと思います。」
彼らのコメントを受け取り、心から嬉しく思いました。いつか、自分の経験談を子ども達の前で話したいという夢があったからです。誰しもが日々思い悩むことがたくさんありますが、困難がある中でも大切なことは、夢を消さずに諦めないことだと思います。
これから高校生との新プロジェクトがスタートしますが、私は彼らの叶えたい夢や目標を全力で応援していきたいと思います!