IoTに使用される無線の到達距離
IoTの市場で使用されている無線は、Bluetoothに代表されるような無線到達距離が数十メートルほどの無線モジュールを搭載したデバイスが広く使われていますが、近年数百メートルや数キロメートルと比較的長距離通信が可能な無線モジュールを搭載したデバイスの要望が伸びてきています。
それはIoTの活用エリアが広くなる中で、長距離通信が可能な無線モジュールを使用することにより子機(センサー)と親機(IoTゲートウェイ)の距離を離すことができ、電源供給の必要なIoTゲートウェイの設置台数が低減するためです。また、今までBluetoothなどで障害となっていたコンクリートの壁や障害物などがあったとしても、長距離通信が可能なデバイスを使うことにより、強い送信強度(RSSI)を持った電波となり、それらを迂回して通信が可能となります。
そのため、私たちはLPWA(Low Power Wide Area)などに代表されるようなIoT用長距離送信無線通信モジュール駆動可能な振動発電デバイス(EME-harvester)をコンセプトの一つとして開発を進めています。
ゲートウェイは受信したデータをサーバー等に送信するため外部電源の電力供給により駆動します(例えばAC100V電源)。そのため、ゲートウェイの新規設置には電源工事が必要となり、ゲートウェイの設置数低減は購入費用だけではなく、設置のための電源工事や使用時の電気代、メンテナンス費用など大きなコスト低減につながります。
また、強い送信強度により障害物を迂回しゲートウェイに確実に送信することができるため、誤検知やリアルタイム精度低下などの懸念が少なくなり、通信精度にも高い効果が期待できます。
これらのように通信距離はIoTを活用する上で重要なファクターで高効率により高い発電量を生み出せる当社振動発電デバイスにより長距離送信が可能となることで産業、医療、福祉、交通、物流、生活、娯楽、社会インフラなど様々な分野の発展に貢献していきたいと思います。
Orbrayではシンプルな機構とオリジナルアイデアにより高い発電量を得られる振動発電デバイスの研究、開発に注力しており、数十ミリワットから数百ミリワットの電力を出力することができるデモ機のラインナップを用意しています。
ご要望に適した振動発電デバイスやカスタム対応の提案をおこなっていますので、お問い合わせいただければ幸いです。
Orbrayでは高出力振動発電デバイスの開発製造を行い、無電源センシング技術でIoT市場の電源供給の課題解決に取り組んでいます。
振動発電のWEBサイトはこちら https://orbray.com/magazine/archives/2610
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