内径測定器、真円度測定機、内周面表面粗さ計、表面欠陥検査装置 が一台になりました ~ 内周面精密測定機器とは?
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内径測定器、真円度測定機、内周面表面粗さ計、表面欠陥検査装置 が一台になりました ~ 内周面精密測定機とは?
直径1mm以上の穴の内周面を、非接触3Dで、20ナノメートルの高精度で、1断面当たり5秒の高速で、プログラマブルに自動測定する新しい測定機です。
この光学式非接触測定機は、内径測定だけでなく、真円度、3D形状、内表面ポーラス状態や内周面粗さの測定が可能です。
内径/真円度/円筒度/3D形状測定事例紹介
ハイブリッド式自動車エンジンの摩擦ロスの中で、50%を占めるといわれるシリンダボア内周面の摩擦低減に向け、各社が内周面の特殊な形状加工とその3D形状精度の自動検査が行われています。
Orbrayの「内周面精密測定機」は、1ボア当たり16秒~25秒でこれらの精度を自動測定しお客様の工程/製品性能の安定化にお役に立っています。この事例では測定機の繰り返し測定精度は0.02μm~0.2μmの範囲で実現しています。
軸受動圧溝の3D測定事例紹介
動圧軸受はモータに組み込まれ、特殊なオイルで潤滑された軸受です。内周面に特殊な
動圧発生溝が微細加工されており、自己回転力でオイルをかき集めて圧力を発生して非接触回転しています。
Orbrayの「内周面精密測定機」は、外径がφ0.9mmの極細の光回転式プローブが軸受穴に進入し、内周面の3D形状データを取得して内周面の加工性精度をモニター表示すると共に動圧派生溝の精度も同時に表示します。
内周面のポーラス/クロスハッチ測定事例紹介
焼結軸受や自動車に使われている焼結金属製のガイド部品は、潤滑を最良条件に保つ為に、内周面に一定面積率のポーラスと呼ばれる凹部を設けています。このポーラス率は従来はこの軸受やガイド部品を縦に切断してからカメラで観察したり顕微鏡で面積率を求めるしか方法がありませんでした。即ち破壊試験法しかありませんでした。
Orbrayの「内周面精密測定機」は光プローブの軸受穴に進行させて測定する方式の為、お客様が軸受を縦にカットしなくても、簡単に測定が可能です。即ち非破壊検査が可能になります。
当社測定機の特長
Orbrayの「内周面精密測定機」には「石英パイプ基準式内周面測定方式」という新しい 測定方式が業界で始めて採用しています。従来の光学式測定機は、光プローブの走査ミラーの回転振れ変化が測定精度を悪くしていました。(これは機械の母性原理と呼ばれます)さらに、長い光ファイバーを含む光学ユニットの測定原点の時間変化(これは光学系のゆらぎと呼ばれます)が、測定精度を阻害していました。
Orbrayの「石英パイプ基準式内周面測定方式」は従来のこれら課題を原理的に解決できた新しい測定方式で、この優位点が多くのお客様に評価され採用されています。
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