若手社員の声から見えた、秋田の魅力。地域とともに歩むOrbray

今回話を聞いたのは、横手工場・湯沢工場で働く若手社員5名。品質保証部、総務人事部、コミュニケーション戦略部、薬事課など、それぞれ異なる部署で働くみなさんに、秋田の好きなところ、そしてOrbrayと地域との関わりについて語ってもらいました。
新本社の移転を控えるOrbrayが見つめているのは、会社の成長だけではありません。秋田・湯沢という地域に根ざし、そこに暮らす人たちが集い、学び、つながりながら、この土地の未来に希望を持てるような場をつくっていくこと。地域貢献施設には、Orbrayが地域の一員として、ともに歩んでいきたいという想いが込められています。
では、そこで働く若手社員たちは、秋田という地域をどのように見ているのでしょうか? 座談会で見えてきたのは、特別な観光地としての秋田ではなく、暮らしの中でふと感じる秋田の魅力でした。自然、食、祭り、人とのつながり。何気ない会話の中に、この土地に根づく「静かな豊かさ」がにじんでいたのです――。

若手社員たちが語る、秋田の好きなところ
座談会は、まずそれぞれの出身地の話から始まりました。一度は県外へ出た人もいれば、ずっと地元で過ごしてきた人もいます。
――みなさんは秋田出身ですが、実際に働いてみて「秋田でよかった」と感じる瞬間はありますか?
- 若手社員A:僕は地元が横手なので、工場のメンバーもだいたい湯沢か横手出身なんです。
だから地元の話ですごい盛り上がれるんですよね。友達のことを知っていたり、どこかでつながっていたりすることが多くて。つながりが深いから、仕事以外でも困ったことがあれば何でも気軽に相談できるのが助かっています。 - 若手社員B:僕は大学で仙台へ行きました。
知らない土地に慣れるまで時間がかかった経験があるからこそ、帰ってきて地元の共通の話題や高校の話、お祭りの話ができると、すぐに仲良くなれるきっかけになります。全体的に都会と比べてゆっくりしているので、気持ちが焦らずに過ごせるのも魅力ですね。 - 若手社員C:僕も盛岡に2年間いたのですが、やっぱり秋田に帰ってくると、知り合いや家族が近くにいる。仕事の不安や悩みを知っている人に話せる環境があるのは、いいなと思っています。

自然、食、祭り。暮らしの中で見つけた秋田の楽しみ方
話題は、休日の過ごし方やおすすめのスポットへ――。
ガイドブックに載っているような観光地としての紹介ではなく、そこで生活しているからこそ味わえる「日常の楽しみ」が次々と溢れ出しました。
――もし県外の方に秋田を案内するとしたら、どんな所に連れていきたいですか?
- 若手社員A:僕は釣りが趣味なので、秋田の自然は最高ですよ。
内陸なら小安峡や抱返渓谷、沿岸なら男鹿の鵜ノ崎海岸で夕日を見るのもいい。寒風山や鳥海山の頂上からの景色も素晴らしい。県外の人を案内するなら、ぜひ見せたい場所ばかりです。 - 若手社員C:僕は「横手焼きそば」が大好きなんです。
4月の新入社員研修の時も、全国から集まった同期を連れて食べに行きました。初めて食べた同期も「おいしい!」と言ってくれて、嬉しかったですね。 - 若手社員B:湯沢には安くて美味しいお店がたくさんあります。先輩に教えてもらった焼肉屋さんは、安くて質のいいお肉が出てくるし、毎月第4土曜日に寿司が半額になる板前さんのいるお寿司屋さんもあります。都会より物価も安いですし、美味しいものが気軽に食べられるのは秋田の強みですよね。
- 若手社員D:横手の大雄にあるカフェもおすすめですよ。ケーキの種類が豊富で、ランチもおいしい。最近は、秋田出身の生駒里奈さんも訪れて話題になっていました。
- 若手社員E:私は味噌ラーメンが大好きで、月1回は家族と行きつけのお店に行きます。秋田は本当にラーメン屋さんが多くて、どこもレベルが高いですよね。
- 若手社員B:あとはやっぱりお祭りですね。湯沢の「七夕絵どうろうまつり」や「犬っこまつり」、横手の「送り盆」。こういう伝統行事が身近にあるのも、秋田で暮らす楽しさだと思います。

地元のつながりと、人の温かさ
秋田の魅力は場所や食べ物だけではありません。日々のコミュニケーションの中に流れる「温かさ」や「安心感」が、彼らの心の支えになっているようです。
- 若手社員E:私は高校卒業からずっと東京で一人暮らしをしていたので、仕事から疲れて帰ってきてご飯ができていることや、「おかえり」と言ってもらえるありがたみをすごく感じています。
家族が近くにいるのは、本当に安心します。 - 若手社員D:実は私、高校時代は県外就職を希望していたんです。
でも今はOrbrayに勤めてよかったなと思っていて。みなさん温かくて、親目線で心配してくれる先輩方も多いんです。新入社員のときは話したことがなかった先輩も、慣れてくると優しく声をかけてくれて安心しました。

――秋田の「人」の良さを感じる部分はありますか?
- 若手社員C:秋田の人は謙虚で丁寧。何かを聞いた時に、優しく教えてくれる人が多いなと感じます。
- 若手社員E:東京と比べると、おっとりしていて、せかせかしていないのが魅力だと思います。お仕事のときも、いきなり用件に入るのではなくて、「お父さんどう?」なんて雑談から始まったりして。気遣いというか、優しさを感じながら働けています。
- 若手社員D:以前、出張で県外へ行った際、秋田に戻ってきて電話の多さに驚きました。
他ではチャットでのやり取りが多いようですが、秋田は電話で直接話すことが多い。その時に、それだけ人と人とのつながりが深いんだなと改めて感じました。

地元に根づいてきた会社に流れる、Orbrayらしさ
地域の人々との距離の近さは、Orbrayの職場の空気にもどこか重なっているようです。
――Orbrayの社風についてはどう感じていますか?
- 若手社員B:会社には「一社如一家(いっしゃいっかのごとし)」というバリューがあります。
また、過剰な上下意識を生まないために、社長や部長といった役職で呼ばない文化があるんです。みなさん優しいから、用があるときも話しかけやすいですし、ストレスなく仕事ができていると思います。 - 若手社員A:地元企業同士の関わりも意外とあって、お互いに教え合ったりしているのを知ったときは「すごいな」と思いました。
秋田に根ざした企業同士で、より良くなっていこうという空気がありますね。 - 若手社員B:あと、親戚や家族に社名を言って伝わった時は嬉しいです。
Orbrayを知らなくても、「旧社名の並木です」と言うとすぐ分かってもらえたりするので、地元に根ざしてきた会社なんだな、と実感するポイントですね。

地域の人がつながれる、開かれた場所へ
今、Orbrayは新本社の移転を控え、さらに地域との共生を深めようとしています。単なる「工場」として存在するのではなく、地域の一部として何ができるかを模索し始めています。
――会社が地域と共に歩んでいると感じる活動はありますか?
- 若手社員B:新本社が建つ場所には、地域貢献施設が一緒に作られる予定です。今も、この[TRAD]の会場を市のオーディオ講座のようなイベントに貸し出したりしています。工場があるだけでなく、地域の人も関われる場所を作っているのは大きな取り組みだと思います。
- 若手社員E:工場って閉鎖的なイメージがあるかもしれませんが、Orbrayは地域と密接に関わるために、見せる工場としての発信も大切にしています。
小学生向けの「Orbray Junior Academy」というものづくりイベントも毎年開催していて、地域の子どもたちが「お父さんが働いている会社だ」とか「見学に行ったな」と思い出してくれるきっかけになれば嬉しいですね。

暮らして気づく、秋田の「静かな豊かさ」
――最後に、「秋田には何もない」と思っている若者へメッセージをお願いします。
- 若手社員C:秋田は四季がはっきりしていて、自然も食べ物も本当に豊かです。ぜひ一度、この豊かさを体感してほしいですね。
- 若手社員A:僕はアウトドアが好きなので、秋田は自然を楽しむにはすごくいい場所だと思います。
身近なところにも、少し離れたところにも、探せばいい景色がたくさんありますし、釣り場も県内のいろいろな場所にあるので。そういう楽しみを、自分なりに見つけてほしいなと思います。 - 若手社員B:物価が安くて暮らしやすいですし、今はネットショッピングも充実していますから、不自由を感じることはほとんどありません。
車があれば東北圏内ならどこへでも遊びに行けますし、マイナスに考える必要はないと思います。 - 若手社員E:何より、家族が近くにいるありがたみは大きいです。若い頃は煩わしく感じることもあるかもしれませんが、一度外に出てみると、その大切さがきっと分かるはずです。
- 若手社員D:私も高校を卒業するまでは、秋田には何もないと思っていました。でも入社してから先輩たちに色々な美味しいお店やきれいな景色を教えてもらって、すごく視野が広がったんです。
「秋田って意外と何でもあるというか、静かに豊かなのかな」と最近すごく思いました。
秋田には、派手ではないけれど、暮らしの中に根づいた「静かな豊かさ」があります。
Orbrayはこの土地に根ざし、社員一人ひとりが感じる秋田の魅力を大切にしながら、これからも地域とともに一歩ずつ歩んでいきます。






