第31回東北ニュービジネス大賞受賞のお知らせ
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Orbrayは、一般社団法人東北ニュービジネス協議会主催の「第31回東北ニュービジネス大賞」を受賞いたしました。
この賞は、事業における新規性、独自性、革新性があり、東北地域におけるニュービジネスの発展や地域活性化に寄与した企業・団体に授与されます。
受賞理由
- 「一社如一家」を基盤とした経営
創業以来の「一社如一家」をコーポレートバリューとし、社員を家族のように大切にする経営を実践。コミュニケーションを強化し、エンゲージメントを向上。 - 世界最大の「人工ダイヤモンド基板」の技術力
世界最大の人工ダイヤモンド基板の生成・加工・量産技術を確立。最先端分野に挑戦し、未来を支える技術革新を推進。 - 東北から世界への挑戦
1967年に秋田県湯沢市に工場を建設し、現在は国内8工場を展開。2026年に本社を湯沢市へ移転登記と新本社建設、2027年に新工場建設を予定し、2029年にはIPO・プライム上場を計画中。 - 業績悪化からのV字回復
厳しい時期を乗り越え、現社長と副社長が事業のハード面(技術)とソフト面(組織改革)を分担し、V字回復を実現。 - 地域活性化と雇用創出への貢献
地域社会とともに成長する企業を目指している。
社長挨拶
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このたびは、名誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。
Orbrayの強みは、世界一大きい「人工ダイヤモンド基板」の生成・加工・量産技術をはじめとする、精密加工の技術力です。この技術を活かし、量子コンピューター、医療、通信衛星、次世代半導体など、未来を支える最先端分野に挑戦しています。私たちは「東北地方に光をあて、日本のものづくりを牽引する」という使命を胸に、東北から世界、そして宇宙へと挑戦を続けています。
Orbrayは85年の歴史を持ち、1967年に秋田県湯沢市に進出しました。そして、2021年に私が創業家3代目として社長に就任し、これまでの伝統を守りながらも、新たな挑戦を進めてまいりました。
私たちがこのような成果を上げることができたのは、東北の地に根付く「雪国気質」、こつこつと真面目に努力を積み重ねる気質があったからこそだと感じています。厳しい自然環境の中で培われた忍耐力と誠実さが、Orbrayの技術力を醸成し、今日の発展へとつながっています。この土地の文化や精神に支えられたことに、心から感謝しています。
私たちは、創業以来の「一社如一家」というバリューを大切にしています。この言葉には、社員一人ひとりを家族のように大切にし、共に成長していくという思いが込められています。2021年の社長就任以降、社員へのケアやサポートを強化し、1,000名を超える社員との個別面談を実施するなど、コミュニケーションを重視した経営改革を進めてきました。また、女性活躍推進や若者が地元で働ける環境づくりにも力を入れ、地域社会とともに成長する企業を目指しています。
2026年には湯沢市への本社移転登記及び新本社の建設、2027年には新工場の建設を予定しており、2029年にはIPO・上場を目指しています。売上400億円という目標を掲げ、社員とともにさらなる成長を実現していきます。
最後に、このような素晴らしい賞をいただけたことに改めて感謝申し上げます。この受賞を励みに、これからも東北の未来を切り拓き、日本のものづくりを支える存在であり続けたいと思います。