代表取締役社長 並木 里也子
私たちOrbrayは、85年の歴史を誇るものづくりの会社です。宝石加工技術「切る、削る、磨く」を活かし、ライフスタイルの変化に貢献する製品を提供しています。当社の製品は皆さんの目に触れる機会が少ないかもしれませんが、より良い未来に向けて技術を生み出し、世界中の人々の生活を豊かにするものづくりを支えています。
私は、元スノーボード日本代表として「夢を諦めない精神」と「チーム力」の大切さを学びました。この経験を活かし、当社をより成長させるため、アスリート精神を胸に、社員と共に新たなチャレンジに臨んでいます。
「ものづくり」は「人づくり」だと私は強く信じています。優れた製品は優れた人材から生まれるからです。当社には世界に誇る技術と素晴らしい人材が揃っています。各社員がそれぞれの技術と個性に磨きをかけ、ダイヤモンドのように輝き、日本のものづくりの担い手として世界に技術・製品を発信していくことを願っています。この人づくりを実現するには、学校卒業後も学び続ける姿勢と、それをサポートする会社の仕組みが不可欠です。そこで2年前に教育研修部を発足し、社員の成長を支援する体制を整えました。私自身も新人社員研修を担当し、社員の皆さんとのコミュニケーションを大切にしています。
当社は創業以来「一社如一家(いっしゃいっかのごとし)」の精神が根付いており、アットホームな環境で社員と会社が一体となって成長を目指しています。社名変更を経て新たに生まれ変わったOrbrayの土台と文化を作るのは、皆さんお一人お一人です。
次世代の製品づくりに皆さんの若い力を期待しています。ぜひ私たちと一緒に、世界に誇れる技術と製品を生み出し、より良い未来を創造していきませんか？皆さんのチャレンジを心から応援しています。
ものづくりの技術を磨き続け、
その技術を次の世代に、世界の価値へと繋ぎ、
世界が、お客様が思い描く未来を紡ぎます。
コーポレートビジョンを考える際にまず着目したことは、当社のコア技術である“磨く”です。最初に工場に行った際に、どの製品も丁寧に作られていて素晴らしく、輝いていました。当社の社員も会社の中で磨かれ、輝いていってほしいという想いが我々にあり、“磨く”というキーワードから考えを膨らませていきました。
次に“繋ぐ”ですが、国内外の拠点、事業部、様々な枠を超えて、今こそ、一人一人が手を繋いで前に進んでいく事が必要であると感じています。社員一人一人が得意な事を活かして人々が繋がり合える職場にしていきます。
最後に“紡ぐ”という言葉を選んだのは、繭から取り出した繊維は切れやすいものですが、何本もより合わせ、紡いでいく事で、決して切れない強い絹糸となります。当社に例えても、私や役員陣だけの想いだけでは頼りないものですが、社員全員の想いを集めて未来に想いを紡いでいきたいと考えています。
